ミジンコを購入(入手)したら最初にやる事について。
ちょっとした事ですぐ全滅してしまうミジンコを、入手後にどう取り扱ったら良いかを書いています。自然採集で種ミジンコを入手できる人は良いですが、都市部だと採集はほぼ無理だし田舎でも場所によってはミジンコは全く居ません。
なので、手っ取り早く通販で買ってしまう人も多いと思いますが、何度も買い直ししなくてもいいように初期導入の方法を公開します!
- 初めてミジンコを飼う人
- ミジンコは通販で入手しようと思っている人
- 何度か買ったがミジンコを上手く増やせない人
目次
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購入時の注意点
ミジンコは、ネットショップでもオークションでも買えますが、買う時は下記を必ず確認します。
- 何処から送られて来るか
- 翌日着が可能か?
- 自宅は発送可能エリアか?
ミジンコは生き物ですし弱いので、輸送中のダメージで死んでしまう個体もいます。
なので、買えるなら近場から買った方がいいし、遠方だとしても翌日着が可能な場所から購入しましょう。その方がトラブルも起きにくく双方にとって幸せなはずです。
また、本州から取り寄せる場合、北海道や沖縄、その他離島に住んでいる方は死着するリスクがより高まる事は理解しておきましょう。台風シーズン等は特にリスクが高まります。
どうしても輸送に時間がかかる地域の場合は、ミジンコの休眠卵を買った方が安全かもですね。
ミジンコが届いたら
すぐ受け取り袋のまま放置しない
ミジンコに限った事ではありませんが、生体は届いたらなるべく早く受け取り、絶対に袋のまま放置しないようにしましょう。
ミジンコの密度にもよりますが、餌切れや急な水質悪化で激減する事もあるので袋からは必ず出して保管するようにします。
受け取れず、数日放置後の再配達でようやく…というのは論外ですので、確実に受け取れる条件で購入しましょう。
餌用なら水面積が広い容器へ
餌用で消費するだけなら水面積が広い容器に入れて餌を少量与えておけば十分活かせます。
飼育水は袋の中に入っていた物をそのまま使えば大丈夫で、もし足りないようならカルキ抜きした水を足しておきます。
そしてお約束ですが、生物ですので早めに消費しましょう。
増やすなら容器を分ける
ミジンコを増やす場合は容器を複数用意して全滅のリスク分散をしましょう。
ミジンコと入ってきた飼育水を複数の容器に分け、足りない分の水はカルキ抜きした水道水を使います。
最低でも2つ。できれば3つ容器を用意して分けておけば全滅するリスクは低くなります。画像の容器は100均で買った蓋付きの2Lタッパーですが、飼育する場合も水面積が広い容器の方が好ましいです。
ペットボトルでもいいですが、ミジンコの採集や容器の掃除等がやりにくいのでペットボトルは正直使いにくいです。
水深はそんなに要らないので、プラケースやプラ船等の丸洗いしやすい容器をオススメします。
餌は必ず与える
ミジンコを別容器に移した後は餌を与えましょう。
袋に入ってきた飼育水はミジンコが食べ尽くし殆ど餌が無い状態になっているはずですので、そのまま放置しているとどんどん減っていってしまいます。
この時にクロレラやグリーンウォーターがあれば楽ですが、無いならドライイーストでも大丈夫。もし、鶏糞等を使った培養液で育てるならミジンコが到着する前に仕込んでおきましょう。
ミジンコが全滅して届いたら…
もしも、届いた段階でミジンコが全滅していたら非常にショックですよね。
その時は販売者に問い合わせてみて、再送してもらえないかを聞いてみましょう。販売する側もミジンコが死にやすい事は承知の上なので、何かしらの対応はしてくれると思います。
袋の中で全滅してしまう原因としては過密状態が考えられます。もし、小さい袋にびっしり詰められていたら無理がある梱包なのかもしれません。
また、気温や梱包方法、封入する飼育水によって色々変わってきますので、種用にミジンコを買うなら極端に暑い寒い時期を避けて買うと良いかもです。
最後に
以上がミジンコを購入したら最初にやる事の全てになります。
ミジンコは弱いと言ってもどうやって管理すればよいかさえわかれば誰でも増やせますので、これからミジンコ培養を始める人は参考にしてみてください!